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平成27年 葉山町議会第2回定例会

◎一般質問 6月16日(火)13:00~

 

■質問項目

 

①消防消火活動について

②安心・安全な道路対策と自転車走行について

③空家対策について

④ゴミ問題について

 

※一般質問の録画動画をご覧になれます。⇒ http://www.hayama-town.stream.jfit.co.jp/giin_result.php?GIINID=12837

 

■項目別の説明

 

①火災時の消火活動に関して、消防本部と分団との連携、鎮火判断とその後の状況報告について質問させて頂きました。

 

去る、5月1日(金)に、葉山町長柄の葉桜団地内で起きた火災について、一度鎮火したはずの火災現場から、再度火が見えたとの通報があった事で二度目の出動となり、近隣の住民に精神的な不安と消防の消火活動に関しての不信感を与えてしまった事での、再発防止に向けた対策のお願いと分団への密なる報告を含めてお願いして参りました。

 

消防長からは、本来、二度目の出動に関しては、消防本部だけで済んだはずが、消防指令システムが変更になった矢先の火災で、一斉出動がかかってしまい、近隣住民の方々には多大なご心配とご迷惑をお掛けしたという謝罪の言葉がありました。また、再発防止に向けては、私の提案で、今までの葉山消防署には無かった「再燃火災防止基準」を設けて頂きましたので、今後は更に様々な角度からの厳しい目で消火活動に当たって行けると思います。

また、更なる消防団との連携も図っていくと力強いお言葉を頂戴しました。

今回の火災以外でも、大きな二次災害も、そして延焼もない現場で抑えられてこれたのは、葉山町の消防力の強さであり、消防署職員の方々、そしてボランティアで参加している消防団の皆様の日頃の努力の賜物だと思います。
この場を借りてお礼を申し上げますとともに、心から敬意を表します。

②安心・安全な道路対策と自転車走行について…、葉山町内の事故多発エリアの把握及びその対策、自転車安全走行のための啓発活動についてそれぞれ伺いました。

 

今回、この項目を質問をするに当たっては、事前に葉山町警察署の交通課にも出向き、葉山町で起きている交通事故多発エリアについて私なりにも調査しておりました。危険ポイントや私が指摘した道路に関しては、町長含め行政サイドでも把握はしていましたが、肝心な対策に関しては、まだまだ働きかけを続けて行く事があると実感しました。
実は、今回の質問の発端となったのは、4月22日(水)葉山町一色の「しゅめりょう公園」付近で、一般車両と児童のひき逃げ事故が起きた事で、近隣住民の方から、このエリアの道路は常日頃から危ないと言い続けられてきているという陳情を頂いた事から始まりました。私自身も実際の事故現場でその危険性を調査してみた訳ですが、今後は、警察側と近隣の住民の方々と更に話し合いを重ね、迅速な対応をして行けるよう心掛けて参りたいと思います。

 

又、自転車走行については、本年6月より自転車運転に関するルールが厳しくなったことで、改めて、歩道を走行しても良いエリアの周知や危険性、更には、国県道の整備に至るまで、その安全対策や道路整備、交通ルールの啓発活動について確認、提案させて頂きました。まずは、6月より改訂された自転車走行のルール変更に伴い、葉山町のHPでは、自転車で歩道を走行しても良いエリアマップを掲載しておりました。(http://www.town.hayama.lg.jp/info/150601_info.pdf
しかし、非常に見づらいので、折角つくるのであれば、もっと見やすく解り易い地図にする必要があると提案し、私が作り直した地図に差換えて頂く予定でおります。(実は、一度Googleマップをベースにして解り易い地図は作って町へ提出しているのですが、著作権法の問題などもあり一から作り直す方向で進めています。)合わせて、作るだけでなく、それをもっともっと広く周知出来る様に啓発活動をして頂けるようにお願いもさせて頂きました。

また、自転車走行に関しては、自転車を運転する側の人間だけでなく、歩行者も、車を運転するドライバーも共通のルールを認識する必要があり、町と警察署が一丸となって安全教室や啓発活動を推進して頂けるようにお願いしたとともに、葉山の主幹道路は現在、自転車走行には非常に危険なポイントが沢山あります。道路行政は縦割りとなっていて、国道、県道に関しては、簡単に対応できない状況は充分理解した上ですが、それでも、黙って見ている訳には行きませんし、町へは、より強力に、県へ、国へ、対応を強いる必要があることを再認識して頂き、共に働いていくお約束をさせて頂きました。

 

③空き家対策について伺いました。

 

現在、葉山町は神奈川県下でワースト3位の空家率となっており、約2,000軒程度の空き家があると推測されています。そんな中、今年度葉山町は、約700万円の予算を掛けて、空き家調査を行う予定です。一言で空き家と言っても、倒壊の恐れがある危険性の高い空き家、庭の雑草などが生い茂ったり窓ガラスなどが割られていて、人の出入りが出来てしまうような防犯的にふさわしくない空き家、まだまだ人が住める空き家、別荘として価値のある空き家など、その内容はさまざまだと思います。

今回、「空き家対策特別措置法」が出来たことで、今まで以上に、空き家問題がクローズアップされるであろうこと。また、2020年のオリンピックに向けて、藤沢市の江の島がヨットレースの会場になった事に連動する人の流れを考慮し、有効活用できる空き家に対する町の姿勢を伺いました。
現在、私の知り得る限りでも、古民家空き家をリノベーションしシェアオフィスとして復活させた「風早ファクトリー」や、空き家で私立こども図書館を進めている「Telacoyaラボ」さんなどの活動があります。
今後は、こういった活動を更に広めて行くためにも、有効活用出来そうな空き家の把握は勿論の事、地権者の情報収集や有効活用方法に向けたリサーチ、アドバイスが必要になるので、官民一体となった展開が望ましいと提案させて頂きました。
更に、「国家戦略特区」を巧く利用し、旅館業法の特別緩和措置などが実現可能になれば、AirBnB的な葉山独自の空き家を行こう利用した新たな観光客を獲得できる事業にも発展させることが出来るという提案もさせて頂きました。
まずは、町の調査を待ち、状況が把握できた時点で、次なるアプローチへと進めて行こうと思います。

④ゴミ問題について、ゴミ収集のスケジュールの妥当性と今後の調査についてと、海の家のゴミ問題対策について伺いました。

 

昨年6月より葉山町は、可燃ごみ、プラスチックごみの戸別収集、資源ごみのステーション収取を始めました。皆さんもご存じの通り、開始当初は、収集作業に時間がかかり過ぎたり、出す側も収集する側にも問題がありましたが、わずか1年足らずで、このシステムが定着したことは、町として誇りを持って良い部分だと思いますし、戸別収集に舵を切った山梨町長の決断も素晴らしかったと思います。そして何より、連日走り廻っておられる職員の方々の姿に感動しておりますし、頭が下がるばかりです。
この場をお借りして、心から日頃の感謝をするとともに、今回のゴミ収集システムにご尽力下さっているすべての皆様に敬意を表します。さて、そんな中ではありますが、近隣の住民の方から、資源ごみの収集スケジュールなどの見直しをして欲しいとの要望がありましたので、今後、アンケート調査などする予定があるか?また、スケジュールの見直しをする機会があるかを伺いました。担当部長より、アンケート調査までする予定はないけれど、スケジュールに関しては随時要望が入り次第検討はしているとの事でした。(その結果、草木の回収は、月2回から毎週1回に増やしたそうです。)今後は、私自身もスケジュールに関しては皆様からヒアリングして参りたいと思いますが、皆様からも要望がありましたら、遠慮なく問い合せフォームから連絡ください。

 

次に、海の家のゴミ問題ですが…。
毎年、これからの時期になりますと、海の家をはじめとする海岸のごみの問題が話題になります。これらの問題に、町としてどう取り組んできたか?今後どんな対策を講じていくのかを伺いました。

葉山町は昨年より、森戸海岸、一色海岸で、海岸の利用者に対してのゴミの有償回収を始めたそうです。残念ながら、その利用率はさほど多くは無いとの事でしたが、これがもっと拡大・定着すれば、十分な対策になると思います。今後は、実施エリアの拡大、有償回収の周知に更に努めていくとの事でした。(現在は、京急バスでのPRなどしているそうです。)
また、海の家に関しては、それぞれの店舗で出たゴミだけでなく、その周辺の海岸清掃をしっかりとするように、組合を通して働き掛けていくという事でしたが、夏のピーク時の混雑具合を想定すると、中々徹底されるのは困難なようにも思います。

今後は、民間パトロールチームを結成し、ゴミは自分たちで持ち帰る、持ち帰りが困難な利用者には、有償回収を促し、地元の利用者には、統一フラッグなどを作成し、クリーンなビーチを自らの手でつくっていけるように提案していきたいと思います。

 

■一般質問を終えた自己評価

 

今回、議員デビューしてから、初の一般質問をさせて頂きましたが…、事前に原稿を作って行ったにもか関わらず、第一質問までは、無難に熟せたように思いますが、再質問からは、思う様に話せませんでしたし、伝えたい想いの2割は抜けていたり…
更に、録画動画を観る限り、非常に早口だったと…反省するばかりです。
とても点数をつけれる状態とは思えなく、赤点すれすれ?といった所でしょうか?(笑)

一般質問は、年に4回与えられる貴重な時間です。今後は、もっと解り易く、もっと掘り下げた意見交換が出来る様に、まずは、勉強と経験を重ねていきたいと思います。

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